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作物別栽培方法

〜「初心者のための市民農園」大阪府泉州農と緑の総合事務所刊から〜
病害虫の予防と防除法
 作物の生育障害には大きく分けて、次の3つがあります。
@ 肥料成分の欠乏
A 病気による障害
B 害虫による障害
 それぞれの原因によって手当ての方法が違うので、障害の原因をつきとめることが必要です。ここでは、病害虫の防除対策について述べていきます。
病害防除
 病害の種類としては、うどんこ病、べと病、さび病、ボトリチス病、菌核病、黒点病、ウイルス病などがあります。ウイルス病は、アブラムシなどの害虫が伝播するもので、一度発病すると外からどのような薬をかけても効かないため、他へ伝染するのを防ぐためには被害株は抜き捨てる必要があります。また、その他の病害でも発病してから的確に防除を行うのは難しいものです。
 植物の病害はあくまで予防して防ぐことを基本とし、以下の対策を心がけます。
@ 株元の水はけをよくする。
A 敷きわら、ビニールマルチなどで株元の湿度を下げる。
B 同一作物を連作しない。
C 病原菌の発生時期を予知して薬剤を散布し、菌が飛んで来た時に殺菌できる状態にしておく。
 病害が発生した時は、早めに罹病した葉、果実などを取り除き、速やかに薬剤を散布することで、他の健全な作物に広がらないようにします。
害虫防除
 害虫は、植物の茎葉、幹、果実、根を食害する害虫と、茎、葉、幹などから養液を吸収して害を与える害虫、または両方の害をおよぼす害虫があります。
 殺虫剤は害虫にかかって初めて中毒死するものですから、害虫が発生したら虫体に十分に薬剤がかかるように散布することが肝要です。夏期に発生が多いダニは足が8本ありクモの仲間です。そのため、昆虫を対象にした一般の殺虫剤では効果はなく、ダニ剤を散布する必要があります。
農薬の種類
 農薬は効果の面から見ると大きく、殺虫剤、殺菌剤、除草剤に分けられます。また、剤型からは乳剤、水和剤、粒剤、粉剤、ペレット剤などに分けられます。
 各剤の一般的な使用方法としては、種まきもしくは定植時に、予防的に殺虫剤の粒剤を土壌混和(土の表面に粒剤を混ぜる)し、生育中に害虫の発生をみたら殺虫剤の乳剤ないしは水和剤を規定量に希釈し、噴霧機で散布します。また、雨が続いて病気の発生が懸念される場合は予防的に殺菌剤を噴霧機で散布します。

 農薬の使用に当たっては、使用する作物、防除をする病害虫、使用方法をラベルの農薬登録表で確認してください。また、その農薬が収穫の何日前まで散布できるかや、使用回数も決められていますので、これらの登録内容を守って散布する必要があります。

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